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恐怖!docomo請求書
 珍しく一家が揃ったある晩のことであった。
 docomoの請求書を見て、母が絶叫した。

 わが竜王家の住人は6人。末っ子の妹を除き、全員がdocomoを利用中だ。
よって「わけあえるパケあえる」の家族割引はもちろん活用しており、明細書は家長である父親の名前で一括に届く。
 5人の中で一番携帯使用料が高いのは長女であるF子であった。
 つまり、家族割引で一番得をしているのは他ならぬF子であり、それゆえ以前は月1万程度だった使用料も、ここ最近は7000円まで下ることが多くなっていた。
 実は携帯料金が高額であるdocomo。しかし、母は「家族割引が得だ」と、兄弟に新規で携帯を買い与える際次々加入させたのだ。F子はひとりほくそ笑んだ。得をするのはわたし一人だ、と。

 そんな竜王家の携帯使用状況はさておき、さきほどの母の絶叫を聞き、F子はリビングに顔を出した。
「何変な声だしてんの?」
あきれかえった声を聞き、弟と母がF子にむき直る。
「見てこれ!こんなことがあってもいの!?奇跡よ奇跡!」
いささか興奮した母がなにやら細かく字が並べられた書類を握りしめ、ややオーバーアクションでF子に話しかけた。F子は一目見て、それが携帯の明細書だと気付いた。
 竜王家の携帯代金は父親の銀行から一括で支払われていた。F子は毎月の居候代とは別に、月1万携帯料として母に支払いを続けていた。一時など、毎月のようにその額をオーバーしていたため母に叱咤されたものだ。
 先月はもしかして使いすぎてしまったのだろうか? F子はそう考えながら、貸して、と手をさしのべた。母親は明細書を広げ直し、「6980円」と記載された箇所を指さした。
 それはひと月の締めとして書かれていた。つまり、最終的な使用料金額である。
 F子は首をひねった。別段使いすぎたわけでもない。これの一体何が問題だと言うのだろうか?
「これ!ありえんよね!ちょっと先月の確認してみよう!」
 まだ理解できていないF子をよそに、母親は紅潮したままの丸い顔を弾ませ明細書が保管された箱をとりだす。docomoの明細書をバラバラとめくり、一瞬手がとまる。何かを必死に確認しているようだった。
「ぎえ、ぎえー!すごい!ぎえー!」
 まもなく50になる女性だとは思えぬ奇声を発しながらのけぞった。
 F子は母親の奇行に一瞬驚き、しかし冷ややかな面もちでその様を見つめた。
「全部同じ?」
 滑稽な動作をくりかえす母親をものともせず、食卓の椅子から弟が声をかける。
 母親は満面の笑みを浮かべながら2枚の明細書を同士に並べてみせた。
 6980円???………。
 そこには同じ数字が綴られていた。
「なんとこれで2.3.4…5ヶ月連続よ!奇跡奇跡!」
 奇跡とは何とも大げさな言い回しであったが、それが本当ならば驚くべきことである。
 母が1月からの明細書をたどってみせた。確かに全く同じ数字でその明細書は締められていた。
 F子は一瞬驚いたが、家族割引サービスのことを思い出した。そのサービスには割引上限額があったはずだ。もしや、そのサービスによって毎月割り引きできるギリギリの数字、つまり6980円となっているのでは……?
「でも明細書の内訳見てみたら全部違うでしょ?」
 母親の言うように、確かに内訳は毎月異なり、割引額もそれに応じて変化しているのが確認できた。しかし、今まで5ヶ月も同じ金額だというのは、何かしらのサービスが関係しているのではなかろうか?
「これってどのくらいの確率になる?天文学的数字よね?」
 数学に強い弟に、母親が聞いている。今時「天文学的数字」はないだろう、とF子は思った。

なんか小説形式に書くの疲れた。
とりあえずびっくりすることってけっこう身近にあるけど、だからと言って何の役にも立たないことは変わり様のない事実なのだ。

おしまい。

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 秘密にする

携帯の請求頭に来ますよね
わかりますわかります。うちの娘ちょっと前にタダの着メロダウンロードしてるつもりが請求が来てみると家族4人で5万、娘に問いただしたら犯人はそれだった。それが二ヶ月も続いた。その前は旦那がエッチな画像を見たらしく4万円。その前は息子が彼女と電話しまくって5万円とか。3万をきる事がないです。全く携帯なんてなくなればいいのにね!
とも奴 | URL | 2006/11/10/Fri 22:28[EDIT]
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